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タイ少数民族
山の民とは、中国、チベット、ミャンマー、モンゴリア系の民族である。
各民族は言葉も習慣も異なり、生活上の価値観も違う。各民族たちは集団で中国南部、ミャンマーやラオスから移動する。敵を逃れ、より良い暮らしを求めるためだ。どこで暮らしても民族の誇りと古来の風習を守り続け、現代社会から離脱した独立独歩の生活を送っている。
細かな刺繍、工芸品などで知られる。
繊細で味のある作品の表現力はは彼等が古くから文字を持たないからこそ進化したものではないかと言われる。
また、彼等は山の斜面に焼畑で米やとうもろこしを作り主食としているが、中国でミャオ族、タイではメオ族と呼ばれる理由は、元々は平地に住み水田を耕し、稲の苗(ミャオ)と共に移動したかららしい。
女性は農事の合間に先祖から伝わる伝統刺繍を衣装に施す。

●リス族(Lisu):タイ語でリソー
約70年前にサルウィン川沿いにミャンマーからタイへ移動して来た。

人口約31,000人。標高600m以上の山に住み、110あまりの村を形成している。

民族衣装女性の民族衣装はタイの少数民族の中でも最も華麗でカラフル、

生活 リス語 父系制で文化的には漢族の影響が強い、渓流沿いの川に近い場所に村を作り地床式(土間式)の家にすむ。清潔好きの民族としても有名で毎日の水浴と洗濯を欠かさない。農業技術も高く、他民族より比較的裕福

性格婦人は大変勤勉で我慢強く言葉少なく静かであり、数10キロの荷を担いで町までの長い道のりを歩く。

族の女性達は、農業や家事の合間に、自家製の織機で伝統に培われた布を一つひとつ丁寧に織っています。

●アカ族(Akha):タイ語でイコー       
ここ半世紀の間にミャンマー、中国から移住してきた。現在もミャンマーから続々と国境を越えてタイ国内に移住してきている。

人口約5万人。標高1,000m以上の高地に、山頂近くの斜面に集落を形成する。

民族衣装 女性の民族衣装は、銀貨や銀細工、ビーズ等ををあしらったカブトの様な重い帽子をかぶり、黒いミニスカートに脚絆といういでたちで、銀の頭飾りは、眠るときも外さない。帽子を脱ぐと悪霊が頭から入ってしまうそうだ。

生活高床式の家に住み男女の居間や寝室が別れている。典型的なアニミズム信仰で水の霊を恐れるために水浴をも嫌う。
8月から9月にかけて行われる農耕儀礼のひとつ「ぶらんこ祭り」は有名。
アカ族はいわゆるフリー・セックスで、自由恋愛の民族で、どの村にも男が娘を抱く広場、ハントする場所がある

性格アカ族の女性は温和で素朴、やさしくてサービス精神に富み、働き者で知られる。

●カレン族(Karen):タイ語でカリアン、またはヤーン。自称はパゴニョー
18世紀末頃からサルウィン川を渡ってタイに流入してきており、

人口約35万人でタイの山岳民族最大規模の人口を擁する。標高600m以上の山に住みメーホンソンを中心に、各県に広く分布している。

民族衣装女性の民族衣装は、未婚の女性は、処女性を意味する白の木綿で織ったワンピース風の貫頭衣を着る。既婚者は紺を基調とした丈の短い上着に、赤や青のツーピースに変わる。これはアカ族と違って、婚前交渉を厳しく禁じているカレン族の性文化と深く関連している。

生活カレン語、以前は高床式のロングハウスに親族の複数世帯が集住する慣行があったが、現在では核家族化が進んでいる。
少数民族の中では数少ない、”ケシを栽培しない民族”、”象を調教できる民族”として知られる。
宗教は、平地居住のカレンは仏教徒が多く、山地居住のカレンはアニミズム信仰が多く、

性格誇り高く正義感の強い民族だが、気質は穏やかでやさしく、女性は純情可憐で恥ずかしがり屋が多い。

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パダウン族は首長族として知られるがカレニ(赤カレン族)の一支系である
女性は幼少の頃から真鍮の輪を首につけ年齢とともにその数を増やしていく

●ヤオ族(Yao):タイ語でヤオ。自称はミエン(Mien)
中国雲南省やヴェトナム、ラオス、ミャンマーなどを経て1920年代頃から一部がタイに住み着いた。

人口約4,1万人。ナーン、チェンラーイを中心に、各県に約170の村がある。

民族衣装 女性は赤いモール襟のついた厚手の濃紺の民族衣装を着用し、頭には細かな刺繍入りの布をターバンの様に巻く。
見事な刺繍の入ったもんぺ風のズボンも特徴。
男たちは刺繍の腕前やセンスの良さで、結婚相手を考える、このためヤオ族の娘達は小さい時から刺繍の技術の錬磨に励む。

生活アニミズムより道教の影響が強い。容貌は中国人と似て、女性は色白で切れ長の目を持った美人タイプが多い。
  ヤオ族の恋愛観は、きわめてオープンで、思春期を迎えた男女は、奔放に恋を渡り歩く。

●モン族(Hmong):タイ語でメオ
タイにはラオス経由で19世紀半ば以降にやってきた。 

人口約11万人。、苗(ミャオ)族の一支族をなす。通称メオ族の名で知られるが、彼らにいわせるとメオは蔑称で自称はモン族。
ミャンマー南部に住む、モン・クメール系のモン族(Mon)とは全くの別民族。

民族衣装青モン族の女性はろうけつ染めによる濃紺のひだスカートが特徴で、その染めや精緻な刺繍の技術には芸術的価値がある。

白モン族は通常はスカートをはかず、幅広の黒いズボンに青モン族と同じ青地に刺繍を施した前垂れを掛けている。冠婚葬祭など特別の場合に、大麻で編んだ白い無地のひだスカートをはく。

生活産業は農業の他、女性の手先の器用さを利用して、モン族独自の民族衣装や帽子、バッグ、アクセサリーなどの民芸品を作り現金収入の一助にしている。またケシ栽培の巧みさでは山岳民族随一といわれている。

モン族の結婚観は非常におおらかで、15,6歳で自由恋愛を許され、夜這いの風習がある。カレン族と違い女の子は、気に入った男性なら夜中に自分の部屋に迎え入れ、一緒に一夜を過ごす。
婚前交渉で子供ができると、女性としての能力を示したことになり、称賛される。他民族との通婚の習慣はない。
 子供が多いと貧乏に拍車がかかるので、ボランティアが家族計画のためにコンドームを配布して指に装着して使用方法を説明するが、実際の行為の際にも指にはめて行うので効果が無いそうだ。

性格
聡明な点ではヤオ族と同じであるが物静かではなく戦闘的であり、
戦闘的であるばかりでなく、頭脳明晰なため一番問題を起こしやすい民族である。 

●ラフ族(Lahu):タイ語でムソー(狩人の意味)。自称はラフ 
ビルマ、ラオスなどを経由して19世紀末頃から移住してきたといわれる。

人口約82,000人。

民族衣装ラフ・ナ、ラフ・バラン、ラフ・バッキオ、ラフ・ニ、ラフ・シェレなど多くの支族に別れており、民族衣装も多様である。

生活ラフ語。宗教的には、キリスト教の布教が最も浸透している民族である。
狩猟採集民族としての文化を色濃く残しており、天上の神を信仰し、新月と満月の日には村の神社「ホイェ」に集まって供え物をし、
輪になって踊る。
産業は、焼き畑農耕による、米、穀物、野菜作り。唐辛子や綿、コーヒー豆などの他、現金収入のためにケシ栽培を行う村もある。
住居は、高床式で寝室と居間に分かれ、トイレはない場合が多い。床下に放し飼いにされた豚や鶏などの家畜がすみやかに処理してくれる。
他の山岳民族に比べて多くの支族に分かれていて、それぞれ文化、習慣が少しずつ異なる。

性格温和さとホスピタリティの豊かさは山岳民族の中でも際立っている。

 【参考文献】世界美少女図鑑「タイ・黄金の三角地帯」三輪 隆 著1989年星雲社
「タイ北部山岳民族をたずねて」1990年ダイヤモンド社